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2世帯住宅メリット!その2

はかり知れないメリット!2世帯住宅! 
(その2)
 
私が設計したこの家は
 
・施主夫婦と、その子供
・施主の親
・施主のお姉さんと
 
いわば3世帯住宅だ。
 
この家族は仲が良く
厳密に区切る必要もないので
水廻りは一つとし
コストダウン。
 
共有部分は
「家族の一体感」を高め
 
「団らん」する心の温かさと
 
それにより
気持ちが寄り添うよう
計画している。
 
ただし
仲の良い家族でも
プライバシーは重要だ。
 
明確なプライバシーを
それぞれに与えることが
気持ちよく
寄り添える家を造る
要素となる。
 
よって
上下階の部屋を
水平にずらし配置したり
 
部屋同士の「距離」や
「干渉空間」「無人空間」を利用し
 
「音」や「気配」など
プライバシーを
コントロールしている。
 
ただ
上下階で部屋をズラすなどすると
構造的に無理が出てくるが
そこは建築家の発想で解決している。
 
建物裏面に見える「斜め材」は
 
1、上階の常時かかる建物荷重を基礎に伝え
  部屋の用途を安全に実現(用)
2、同時に「筋交い」としての耐震材となり(強)
3、外観プロ―ポーションを美しく整える要素となる(美)
 
この
「用・強・美」がととのい
しっくりとした建物になっている。
 
こんな実例から
 
2世帯住宅を
家づくりの1案に入れ
 
建築家の発想力で
無限の可能性を
設計してもらうのも
 
一つの手だ。
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