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KUMO
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詳細

15枚の 「外側へ張り出した壁」の角度により、内部をパブリックとプライベートのゾーンに分け、間仕切りに頼らず、公私分けができるよう計画しています。また、太陽と影によるコントラストが室内を過ごしやすくすると共に、周辺からの視線を程よく遮ります。
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<パブリックゾーンから外を見ます>    開放的で太陽光が心地よいです。


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<プライベートゾーンから外を見ます>      周辺からの視線を程よく遮ります。



1階 南側の庭は、地面に敷き詰めたタマリュウ上を子供たちが裸足で遊びまわたるだけでなく、緑化によりヒートアイランド現象を抑制します。そして外部との緩衝帯になり室内を開放的にさせ「大地」を感じる場所としました。
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<1階 南側の庭>



2階にはLDK、和室、水廻り、これらと繋がるよう南北それぞれにバルコニーを配置しました。片流れの屋根を活かした勾配天井・高窓から見える空・バルコニーの先の風景・空とが一体となるよう、視界が周辺の大地から切り離され、空の中にあるように計画しています。
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<2階LDK>※画像クリックで拡大↑


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<2階LDK 北側バルコニー>



2階からペントハウスへ上がると、回廊を通って屋上へ出れます。屋上は北斜面地同様北側に開いた階段状。それを上下すると空を回遊し、大気を感じながら空中を楽しむことができます。また地平線を想像させ、地球の際が丸くなっている風景を見ることができる四方に大きく広がった外部空間です。
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<ペントハウスからLDKを見下ろし、右側の回廊を見ます>


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<回廊からペントハウスを見ます(正面) 右側にLDKを見下ろします>


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<回廊からLDKを見下ろします>


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<さらに回廊を進み屋上へ向かいます>


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<屋上> ※画像クリックで拡大↑



この住宅は、大地を感じられる1階から、雨露が蒸発するように2階へ上昇し、2階と屋上は気化した水分が、雲(KUMO)ごとく空に留まる。そんな感覚で人間が行動する動線計画から、空間が宙に浮いた様な建築です。

雲の様に空から地上を眺め、地球に被さる「大気」という大屋根の下、あらゆる者(植物・動物・その他)が地球上に寄り集まって生きていること、世界は切れずに繋がっていることを意識させ、他を思い遣り、周りを豊かにする人が育ってほしい。

そんな建築になればと思い設計した住宅です。 

「寛ぎの文」ブログ → イメージが形に♪
 

 

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