Kanbun Diary 片桐寛文建築研究所２

天窓はだいたい
写真の様な
天井の「くぼみ」の
てっぺんに取り付くことが多いが

ここで注意するのが
結露の問題である。

結露は
空気の流れないところで起きやすく

天窓部分は、特に冬
温かい空気がたまり
結露しやすい。

その問題を解消する方法として
私はこの「くぼみ」部分に
換気口を設け
たまった空気を逃がし
流れを作っている。

これで冬に暖房を焚いても
結露は起きない。

また、暖房の効率が悪くなるのでは？
と思うかもしれないが

小さな穴から空気を逃がすだけなので
相対的に暖房効率が悪くなることはない。

★片桐寛文が設計の考え方を語る ''動画'' ♪

★女優、吉井玲さんとの対談記事

★女優、田中美奈子さんとの対談記事♪

★東京都日野市の高幡不動で一番
　住宅をデザインしている設計事務所！
　片桐寛文建築研究所２
　HP→http://www.katagirikanbun.com
　TEL:042-506-7832
　FAX:042-506-7852

建築家は
設計前、設計中
建設前、建設中そして完成後

全てを調整し
各場面での人の反応を予測する。

建物を
あるべき姿へ導くため
全ての歯車を設計することも
建築家の仕事である。

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境界ブロックで
隣地との高低差を
確認することができる。

ブロック1段分は
高さが200mmなので
段数を数えれば
おおよその段差がわかる。

自分の敷地と
周りの敷地との高さの差をしっておくと
何かと良いだろう。

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このタオル掛けは
壁を斜めにすることで
少ないスペースで4枚のタオルを
掛けられるよう設計した。

また
近くの窓から風が入り
乾きも良い。

汚れたら、すぐ下にある
洗濯機に放り込み
洗うのも楽である。

こんなタオル掛けが良い。

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こんなカーテンの使い方は
開口部の光と壁とを
あいまいに繋げる。

風の流れに形を与え
壁が揺らめく。

こんな白い空間！
良いと思う。

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建築のデザインを
良くする手法の一つは
ダイナミックに連続させること。

この建物で言えば
柱みたいなものが
沢山連続しているところである。

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だいたい建て終わって
何年か経つと
調子の悪いとこも出てくる。

それを修理して行くのが
メンテナンスだが

これを工務店や、職人に
直接依頼し
その話の中に
建築家が入っていないことが
非常に多い。

こうすると
たいてい設計意図と
違うことをやる。

特にデザインの意図を
無視することが多い。

これは、職人たちもプロだが
彼らは「部分」のプロだ！

建築家は
「部分」と「全体」
「過去」「現在」「未来」を
総合的に判断し設計するプロだから

「部分」だけの考えで
一部を変えると

全体のバランスが崩れ

ひいては
小さな変更が
全てを台無しにすることだってある。

これは
プロでないお客が判断できようの
ないことだ。

「神は細部に宿る」と言うが

建物のデザイン性は
細かなところの
充実した造りこみにより決まる。

用途を満たし
安全で強く
美しく！

この「用・強・美」がそろって
初めて良い建物となるのだ！

この写真は
2棟を一緒に計画した現場。

片方の家は私抜きで
工務店と
塗替えの話をし
こうなった。